株主優待は投資家にとって嬉しい特典ですが、必ずしも自分にとって必要なものばかりとは限りません。そんなときに役立つのが「金券ショップでの売却」です。実際に私も複数の株主優待を売却してきたので、その体験談を具体的な金額とともにご紹介します。

株主優待は、企業が株主へ感謝の気持ちを込めて贈る特典です。飲食券、交通機関の割引券、商品券など種類はさまざま。
株主優待の魅力と売却ニーズ
しかし、中には「使う予定がない」「期限内に消費できない」といったケースもあります。そうした優待を眠らせておくよりも、金券ショップで現金化して有効活用できます。
実際に売却した株主優待の内訳
今回私が売却したのは以下の株主優待です。
- 近畿日本鉄道の株主優待 → 1,550円で売却
- 子供商品券 → 額面の96%で売却(例えば1,000円券なら960円)
- ANA株主優待 → 320円で売却
- JAL株主優待 → 400円で売却
優待によって価格差が大きいのが特徴的です。鉄道や商品券は比較的高値がつきますが、航空会社の優待は時期や需要によって大きく変動します。特に最近は航空会社系は需要変動と優待の改悪により価格が極端に下がっています。(ANAは以前2000円程度でした。)
金券ショップでの売却手順
金券ショップでの売却は非常にシンプルです。
- 店頭に優待券を持ち込み
- 査定を受けて提示価格を確認
- 納得すればその場で現金化
多くの場合、本人確認のための身分証が必要です。また、現金化は即日対応してくれるので、急な出費があるときにも便利です。
売却価格はどう決まる?
売却価格は以下の要素で決まります。
- 相場と需要:人気の高い券ほど高値で取引されます。
- 有効期限:期限が短いと価格が下がる傾向あり。
- 市場動向:旅行シーズン前後でANA・JALの価格が変わるなど。
フリマアプリでも売却できますが、手間や発送のリスクを考えると、即現金化できる金券ショップの利便性は高いです。
最近の買取価格をみると、フリマアプリ価格の手数料と送料を引いたくらいの買取価格を付けているようなところが多いです。
金券ショップで売却するメリット・デメリット
メリット
- すぐに現金化できる
- 手続きが簡単
- 在庫や保存の心配が不要
デメリット
- フリマアプリに比べて価格はやや低め
- 優待の種類によってはほとんど値がつかない場合もある
実際の売却結果から見る利便性
今回の売却合計額は以下のとおりです。
- 近畿日本鉄道 → 1,550円
- 子供商品券(額面の96%)
- ANA → 320円
- JAL → 400円
合計すると数千円規模になり、まさに「ちょっとした臨時収入」です。自分にとって不要な優待がこうして投資資金に変わるのは大きな魅力です。
優待を売却する時の注意点
- 有効期限を必ず確認する
- 状態が悪い券は価格が下がる
- 需要が高まるタイミングを狙うと高値が期待できる
- 買取店(場所)によっても価格が違う
特にANAやJALは旅行シーズン前に売却すると有利なことが多いです。
不要な株主優待を有効活用する方法
- 金券ショップで売却して現金化
- その資金を再投資に回す
- 他の投資家や知人に譲渡する
自分で使わない優待を眠らせるよりも、積極的に現金化して次の投資チャンスに備えるのが賢い方法です。
FAQ(よくある質問)
Q1. 株主優待は金券ショップで本当に売れるのですか?
A1. はい、売れます。人気の高い鉄道・航空・商品券は特に需要があります。
Q2. 金券ショップとフリマアプリ、どちらで売る方が得ですか?
A2. 高値を狙うならフリマ、手間なく即日現金化するなら金券ショップがおすすめです。
Q3. ANAやJALの株主優待はいつ売るのがベストですか?
A3. 旅行シーズン前や有効期限が長いタイミングに売却すると高値になりやすいです。
Q4. 近畿日本鉄道やJRの株主優待はどれくらいの価格ですか?
A4. 今回の近鉄は1,550円で売却できました。JRも人気が高く比較的安定した価格で取引されます。
Q5. 子供商品券の買取率はどのくらいですか?
A5. 多くの金券ショップでは額面の95〜97%です。今回は96%で売却できました。
Q6. 不要な株主優待を売却したお金はどう使うのがおすすめですか?
A6. 再投資に回すのが一番おすすめです。不要な優待券を投資の原資にできるからです。
まとめ|不要な優待券は売却して投資の原資に
金券ショップでの株主優待売却は、不要な優待を眠らせず現金化する有効な手段です。今回のように数千円でも積み重なれば大きな投資資金になります。
不要な優待券は売却することで投資の原資に。これが、資産形成を効率よく進めるための大切な考え方です。
✅ 参考リンク:みんかぶ
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